曲解説、第5弾です
「Down to the River to Pray」
映画「オーブラザー!」の中で
白装束の人たちが川に全身を浸けて洗礼をするシーンがありましたが
あれは、キリスト教プロテスタントの一教派、バプティスト派の洗礼で
バプテスマ=全浸礼、全身を水に沈めるやり方だそうです
その時に流れる曲がAlison Kraussの歌う「Down to the River to Pray」です
映画の中でも特に印象的なシーンで
Alison Kraussのソロからやがて合唱になっていくアレンジもキレイです
やぎたこも、録音の時には歌を重ねて3パート4声にしましたが
ライブだと歌うのは二人きり
ハーモニーに変化をつけながら結構苦労して歌っています
ところで、この曲をYouTubeで検索すると
意外と歌っている人が少ないので不思議に思ったんですが
Riverと歌われているのは結構最近のことらしいと分かってきました
もともとは「Down in the valley to pray」というタイトルで
奴隷としてアメリカに連れてこられた黒人の間で歌われた黒人霊歌のようです
それがいつしか(ここらへんがあいまいですが)
アパラチア地方に伝わり
教会のキャンプなどで歌われるようになり
広まっていったようです
「Down in the valley to pray」と歌っているのは
分かったところでは、Doc Watson、Earl Scruggs、Arlo Guthrieなど
いろいろと調べてはみたんですが
この曲については、このぐらいの事しか分かりませんでした
もし何か知ってるという方は、ぜひコメントをお願いします
最後に映画のことも少し
オー・ブラザー!(O BROTHER, WHERE ART THOU?)
2000年(アメリカ)
監督/ジョエル・コーエン
製作/イーサン・コーエン
脚本/イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
撮影/ロジャー・ディーキンス
音楽/T=ボーン・バーネット
出演/ジョージ・クルーニー、ジョン・タートゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン
第58回ゴールデン・グローブ男優賞:コメディ/ミュージカル(ジョージ・クルーニー)
ラスベガス映画批評家協会最優秀撮影賞
音楽はあのT=ボーン・バーネット!!!
グラミー賞2002 最優秀アルバム賞もとっています
曲について、間違った記述などあれば
ご指摘いただけるとありがたいです


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