京都で、1人で唄う機会を得たのは、初めてでした。
でも、1人の気分なんて感じないくらい、厳しくも(?)あたたかい先輩、仲間に囲まれて、幸せなひとときでした。
時節柄、以前よりも厳しい人数制限等の条件付きだったので、あまり告知もできぬままの開催でした。
「そんなの知らなかった!」という方がもしいらしたら、ゴメンナサイ。
また11月に京都へお邪魔するつもりです。

良いことも悪いことも、歯に衣着せぬ助言をもらえるというのは本当に有り難いことだと思います。
いろんな迷いが少し、整理できたような気持ちになれた1日でした。
翌日は和歌山県はしもと市へ。
FMはしもと で毎週水曜21時半から放送されている「
しもちゃんのBluegrassでナイト」に久しぶりの出演が叶いました。
私が出演した分の放送は10/5(水)の予定です。
こちらから、ネットで聴くことができます。
やぎたこ・やなぎソロの音源が電波に乗る数少ない機会です。
お時間合えばぜひぜひ。

収録後は宿泊先の周辺、九度山の町を散策してきました。
いつもギュウギュウのライブスケジュール、ということがほとんどだったので、ゆっくり歩いて回るなんて滅多にないこと。
真田ミュージアムで日本史の復習をしてから、大阪城に続いているという伝説のある穴を覗きに行ったり。

写真は左上から時計回りに、真田ミュージアム、怨霊を封じるために建立されたというお寺、伝説の穴。
そして町の中の路地。
関ヶ原の戦いで豊臣方である西軍に参戦した真田昌幸、幸村親子が流罪となったのが、この九度山の地なのだそうです。
村人たちにずいぶん慕われていたことが伺える記録が残っているそう。
急勾配の入り組んだ細い路地の連続で、まるで町がまるごと、ひとつの大きな迷路のようです。
真田昌幸の住居だったという建物の周りも、徳川方に一気に攻め込まれぬようにとの配慮もあったらしい、人一人通るのがやっとの細い道に囲まれていました。
ミュージアム内にも記載がないようなイロイロを、話し上手な旅館のご主人が、付近をぐるりと案内してくれたのです。
面白かった!
日本史が苦手な私もすっかりにわかファンになってしまいました。
翌朝は少し足を伸ばして世界遺産だという慈尊院までお散歩。
左下の写真にある急なこの石段、私が数えたところでは119段ありました。
上から覗くとちょっと怖くて足がガクガクするような高さ。
雪が降ったら大変だろうな・・・。

散歩帰りにちょうど、旅館の近くの柿の葉寿司のお店が開店!!
中庭で食べて行ってもいいよ、と親切に言ってもらって、嬉しくなって朝からランチメニューを注文。

鯛、鮭、鯖、そして本当は予約が必要かもしれなかった椎茸ヴァージョンも!!

お酒にも合いそうなシッカリ味。
とーっても美味しかったです。
すっかり観光を満喫した後、地図で見つけた国道のおにぎり看板写真を撮りに少し遠回り。
知る人ぞ知るやなぎさんの趣味。
ホームページのプロフィールのところにこっそり、アップされている
国道写真集に追加するべく、秋空の下をドライブ!!

行ったことのある町の付近はほとんど撮り終えているかと思っていたのに、ちょっと意外。
でも、和歌山はいつもやぎたこで来ていたから、、、
毎回、大急ぎ、大忙しの移動で、ゆっくり下道を走ることがなかったのかも。
何度も川を渡って、ひとしきり紀の国ドライブを満喫してから、大阪府へ。
コロナ以降、ずっとご無沙汰していて気になっていたお店に立ち寄ることができました。
河内長野にある
古民家カフェへのへの。
地図が分かっていない私には、橋本市から次の目的地である奈良への途中に河内長野があることに気付いただけで、凄い大発見をしたような気分でした(笑)。

広く綺麗にリニュアルオープンした店内。
美味しいゴハンと看板犬アリィちゃんの歓迎ぶりは以前のままです!
マスターの元気な笑顔にも会えて大満足のひととき。
なんだか盛沢山な一日。
山道にちょっとドキドキしながらも、ようやくライブ会場である大和郡山へ向かいました。
これまた久しぶりのプラチナ食堂に、なんとか迷わず到着!!
奈良県でのライブでいつもご一緒して下さるWAKABAさんが、この日はバンドをバックに唄ってくれました。
「フォークジャンボリー」と銘打ったイベントで、選曲も、BGMにも趣向が凝らされていて素敵でした。
いちもとみつるさんと共演するのもずいぶん久しぶりでした。

最後は全員で、みんなの知ってるあの曲、この曲。
ドラムやエレキ楽器の音をバックに唄うなんて、10年以上ぶりのこと!!
ドキドキを通り越してドッキドキでした(笑)。
でも楽しかった。
足を運んで下さった皆様、関係者の皆様、ホントにホントに、ありがとうございました。
帰り道の〆は例によってソフトクリーム。

伊勢湾岸道上り、刈谷PAにて。
新名神、伊勢湾岸、新東名、東名、、、という東下り(上り?)は少しだけ慣れて来て、夕方の大渋滞を避けるコツを掴みました。
それでも最後の最後はちょっぴり渋滞。給油ランプが点いたのを機に下道を使ったのですが、、、
およそ8時間の行程。私にしては上出来なタイムです(笑)。
今週末は東京です。
自分の家で寝る週末、ちょっと久しぶりかも、、、
まだまだお席あります。
お時間の合う方、どうかよろしくお願いいたします!!
時節柄、お越しの際はぜひ、事前にご連絡下さい。
お待ちしてます。


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- 2022/09/27(火) 21:00:47|
- たかこ
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数年ぶりの北海道。
いつもなら、私は仕事を終えてから新幹線で岩手へ。
楽器を積んだやなぎ号に便乗して青森か大間からフェリー、というのが常套手段でした。
が、今回は青森までの車移動をはしょってヒコーキ!
旭川空港からは可愛い青のヴィッツを借りて、旭川ブルーグラスフェスティバルに参加しました。
まだまだ懸念の多いご時世、開催は本当に大変だったと思いますが、たくさんの嬉しい再会があってとても楽しい2日間でした。
尊敬する大先輩にお声かけ頂いて、光栄な共演も。
内心、ドキドキでした。

焚き火を囲んでのお喋りも贅沢!でした。
ずーっと「ゆっくりお話したい」と思っていた方ともお話できて、願いが叶いました。
雨にも降られずキレイな月夜。
2日目、フェス終了後はこんな美味しい思いも。

原料の製造者(たぶん)を眺めつつ、とても美味しい牧場ソフト!
ミニ、レギュラー、ジャンボ、とあって、迷いましたがレギュラーにしました。
初めての旭川ラーメンも。
魚の風味と香ばしいお醤油の香り。
アジの出汁なんだとか。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました!!
この日、そのまま芦別まで移動しました。
これまた、ずーっと「また来たい」と思っていたのが叶いました。

絶妙な美しい響きの木で囲まれたお店。
前回はこんな話をした、あの人と一緒だった、と記憶が一気に蘇ってきました。
マスターの虎の子ギターも弾かせてもらったりしながらの生音ライブ。
これまた絶妙な高さの椅子に座って、何十年も唄い継がれてきた歌を唄うと、なんだかいろんなチカラに支えられているのがひしひしと感じられて、不思議な気分でした。
「また来年も!!」
と言ってもらえたのが嬉しくて、嬉しくて、、、
来年の手帳を見ながら早くもワクワクしています。
翌日も、会いたかった人たちに会いにドライブ。
札幌からは大好きなご夫妻のご厚意に甘えて同乗させてもらい南下しました。
道すがら、長万部では数ヶ月前から吹き出しているという水柱を見に少し遠回り。
轟音と共に吹き出し続ける水の様子は地球の息遣いみたいで怖いような迫力でした。
数年ぶりの再会に話は尽きることがありません。
目的地でも、卒寿を超えたお母様の笑顔と、人間にしたら同じくらい?かもしれないワンちゃんの元気な声にも会えて嬉しくなりました。
「生きてればまた会えるからね!」
病や怪我も乗り越えたお母様の言葉は重みがありました。

台風で交通手段が止まるのでは、と心配していたくらいだったので思いもよらないことでしたが、帰り道は快晴。
青空の北海道、美しい水平線を堪能してから、初めての青函トンネル。
無事に神奈川へ帰着しました。
ああ、みんなに会えてホントに嬉しかった!!
行けて良かった!!!
としみじみ思っています。
雪道の運転は自信がないので、次はまた来年。。。
北海道で得たスゴイモノ!!のごく一部はこの通り。
左から、ちょっと隠れてるけれど採れたてトマト、江丹別のブルーチーズ、
池田農林 のパプリカ。
それから、手作りのラズベリージャム!!
そして今やこれナシでは考えられない、オートハープ用に使っている
emak のべっ甲サムピック。ちょっとトクベツな形のおかげで強く弾いてもすっ飛ばないのです。
一番下は、旭川フェスに参加できた記念の缶バッジ。

今週末は西へ向かいます。
実はライブ以外に、やぎたこ時代からずっとお世話になっている和歌山県はしもと市のコミュニティFM、
FMはしもとの長寿番組、毎週水曜夜9:30から放送されている 「しもちゃんのBluegrass でナイト」の収録の予定も。
やぎたこのCD収録曲を中心に、発表順に追いながらお喋りしたいと思っています。
私の出演分の放送は10/5の予定。
インターネットでも聴けるので、お時間合う方はぜひ。
今週末の移動はいつものキューブです。
安全運転で、またどこかでソフトクリームを食べようかナ。
続く10月冒頭は東京でのライブが2本。
それぞれ全然、違うことをやります。
ご都合がつく方、ぜひぜひ。
どこかでお会いできますように!!


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- 2022/09/21(水) 06:00:56|
- たかこ
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陸前高田 ジャズ喫茶ジョニー。
やなぎさんもその再建に尽力した、新店舗にお邪魔するのは初めてでした。
津波で全てが失われた後「町ごとカサ上げしたんだ」と聞けば、確かに仮設店舗の時よりも、周囲の山々との距離が違うような気も。
今の駅前通りを眺めても、それが、往年の場所と近いのかどうかさえ、私にはちゃんとは分かりません。
でも、カウンターの中の笑顔が変わらなくて、大盛のナポリタンの味もそのまま。
何度も頭を下げて、背中や手を撫でて。
嬉しい、新店舗1周年、おめでとう!の再会なのに、言葉が出てきませんでした。
聴きに来てくれた皆さんとも、ずいぶん久しぶり。
みんな変わってないように見える。
だけど前回とは違う場所、こちらも違う顔ぶれ。
いつになくそんなことを強く感じた一日でした。

お店も、そして今回ご一緒できた先輩たちも、私よりずっと前からやなぎさんと苦楽を共にしてきた人たちなのです。
そういう中に交じって唄う機会をもらえるなんて。
この繋がりもやなぎさんのおかげです。
ずっと宿題が残っているような気持ちでいました。
行くことでひとつ答えが出るのかも、と一瞬は思ったけれど、やっぱりそんなに単純なものじゃないと考え直したりしています。

まだ始まったばかりだ、という声が聞こえそう。
「せっかく来たんだから!」
と、珍しいソフトクリームを食べに、寄り道してもらいました。
なんと、お醤油の入ったしょうゆソフトクリーム。

前はもっと色も味も醤油度が高かったという話もありますが、真相はいかに。
お醤油の香りが意外にもソフトクリームのミルク味と相性が良くて驚きました。
美味しかったです。
翌日は気仙沼へ。
震災後に開催されたNorth Journey というプロジェクトに関連して何度か通った沿岸の道は、当時とあまり変わらないように感じました。
うねうねと曲がる山道。ときどき木々の間から海が見えるのです。
抜けるような青い空。いい天気!!
今回は地元の方の案内で、港を眺めつつ大島にも橋で渡りました。
穏やかで美しい海辺にもおりて行って、砂浜をお散歩。

いろいろな話や、語りつくせない思いの一端を聞かせて頂いて、本当にかけがえのないひとときでした。
美味しいお酒と、みんなで眺めたお月様。

再会したい人が増えた2日間でもありました。
たった2泊とは思えない充実の週末。
お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
また、会いに行けますように!!
本日13(火)はいつものマンスリー 百合ヶ丘で唄います。
週末は久しぶりの北海道です。
そろそろ夜は寒いかな。
次なる出会いも、楽しみです。
どこかでお会いできますように。
スケジュールは
こちら
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- 2022/09/13(火) 06:00:24|
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晩夏の中央道を走って、飯田へ行って来ました。
自宅から中央道までの道のりは、高速道路を使えば速いはずなのですが、いつも渋滞!
でも、混んだら下りて、国道20号の山道を進む!というのにも少し慣れてきました。
中央道に乗ってしまえば、あとは快適なドライブです。
ソフトクリームを食べに寄り道しつつ、エアコンを切り窓を開けて走っていると、
7月下旬に通った時とは明らかに、ひとつ季節が進んでいるのが感じられました。
ソフトクリームも「秋味」満載。
左が巨峰ソフト、右は白桃ソフト。

片道で2つも食べるのはちょっと多いかな、、、
もうひとつ気になる味があったのですが、それはさすがにガマンして目的地へ向かいました。
この日お邪魔したのは、やぎたこのフォスター作品集のアルバムを録音した場所。
音はもちろん、照明も豪華なステージはいつも緊張します。
まさかこの場所に独りで立つ日が来るなんて。
共演の皆さんもやなぎさんへの思いが感じられるステージでした。

アメリカ音楽や、楽器への興味は相変わらず。
造詣の深い共演の方が、私が興味を持ちそうなことを予測して持ってきて下さった面白い譜面にワクワクして、、、
早速、ポチッ!
・・・買い物が手軽すぎるのも考えモノですが、こういうのはやっぱり楽しいです。
頂きものというか、お預かりしている眠っていた楽器がいよいよ出番かも?
また練習するものが増えたかな。。。
9月に入ってからは中央道をもう一歩西へ。岐阜県へお邪魔しました。
写真は下呂市の馬瀬川で唄わせてもらった時の会場風景です。
右上は道の駅で見つけたプレミアムソフトクリーム、左上は、、、鮎たっぷりの炊き込みご飯!!
写真では半分、隠れていますが、ご馳走になったキュウリとナスのお漬物がまた、絶品でした。

馬瀬川は鮎がとっても有名な場所です。
この季節ならではの贅沢、、、採れたての鮎を炭火で塩焼き!
美味しいのなんのって、、、!!!
会場でも販売されていて、大好評でした。

骨まで完食。
でもホントは頭も美味しいのだとか。
すぐ横を流れる馬瀬川のせせらぎ(というには水量が多くて、もっと勇壮な感じでしたが)をバックに、
秋風を感じながら、フォスターの曲を唄って、聞いてもらえるなんて、とっても幸せ。
コロナでここ数年、会うことが叶わなかった人との再会もあり、嬉しいひとときでした。
翌日はもう少し西へ。本巣郡の北方町。
高田渡さんの生誕地です。
やぎたこで唄いに来ていたはずの場所。
二人だったらたぶん、あの曲とこの歌を選んだだろうな~。でもこっちの歌も入れたいなぁ、等々
考えれば考えるほど迷ってしまって、選抜できずにあれもこれも、ぜーんぶ詰め込んだら、
大盛りのスタミナ丼みたいになってしまいました(笑)。
長時間お付き合い下さった皆さま、本当にありがとうございました。

普段の商売柄、第一法規という加除式の書物に多少、縁があります。
そういう意味で、啓文社二階の展示物は、渡さん以外のものもまた、とても興味深いものでした。
古い建物の維持管理は大変なことだと思いますが、やっぱり、これからもなんとか、継続して残っていってほしいと改めて感じました。
大勢の方々にご協力頂いてこそ可能になったライブの開催。
関わって下さった方々全員に、心から感謝しています。
こんなご時世ではありますが、やっぱり直接会って、唄いかけることのできる場が、これからも在り続けてほしいと切に願います。
移動中、中津川市の「かしも明治座」が運よく開館していて、立ち寄ることができました。
加子母(かしも)地区は地歌舞伎が盛んで有名なのだとか。
およそ130年も前に地元の人たちが、自分たち用に工夫を凝らして造った建物は、年貢用の高級檜などではなく、
マツやモミなどを使った愛情あふれる手作り。10m以上もある梁は圧巻です。
木綿の布に描かれた幕が今も健在なのは、釘などの金物がほとんどなく、木が呼吸しているからなのだそうです。

舞台裏の見学が可能で、これまた運よく解説付き。語り口も軽妙で思わず拍手したくなりました。
手動で転換ができる仕組みの舞台装置など、本当によくできていてビックリ。
生の声で、外からの光を使って、できるだけ大勢に声や表情が届くように工夫された形、大きさ、メイク等々。
ひとつひとつに意味があることに気付かされて、とても面白かったです。
「奈落」を覗いたのなんて、初めて!!
贅沢な楽しさを満喫した数日間でした。
なんだか夏休みが終わってしまったようで、帰宅はちょっと寂しい気分でしたが、
感傷に耽る暇もなく、9月の後半は北へ。光栄で、嬉しい共演です。
最終週は、西へ。これまた楽しみな共演があってワクワクしています。
百合ヶ丘でのマンスリーもいつも通り。
ライブスケジュールを更新しました。
どこかでお会いできますように。
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- 2022/09/08(木) 12:58:49|
- たかこ
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